「知っている」だけでは、いざというとき動けない。
2026/08/0250代で救命講習を受けて感じたこと
目次
- 心肺蘇生は「知識」と「経験」の両方が必要
- AEDも「使ったことがある」が安心につながる
- 救命の方法も、ずっと同じではない
- いざというとき、行動できる自分でいるために
8月2日、倉吉市にある鳥取短期大学の校内で、救急救命講習を受けました。
心肺蘇生法とAEDの使い方を、座学だけではなく、
実際に人形や訓練用のAEDを使って体験する講習です。
久しぶりに受けた救命講習でしたが、最初に感じたのは、
「あれ? こんなに忘れているものなんだ」ということでした。
以前にも習ったことがあるので、ある程度は覚えているつもりでした。
心肺蘇生は「知識」と「経験」の両方が必要

倒れている人がいたら、まず声をかけて反応を確認します。
反応がなければ周囲に助けを求め、119番通報とAEDを依頼します。
その間に呼吸を確認し、必要であれば胸骨圧迫を始めます。
成人の場合、胸骨圧迫は1分間に100~120回、胸が約5cm沈む程度の強さで行います。
講習では、このテンポを覚えるために
「水戸黄門のオープニング」や「アンパンマンマーチ」の速さ、という例えも教えていただきました。
数字だけ覚えるより、実際に体を動かしてみると「このくらいの速さなんだ」と体で理解できます。
そして、胸骨圧迫を実際にやってみると、かなり力が必要なことにも驚きました。
高齢の方の場合、胸骨圧迫で骨が折れてしまうのではないかと心配になります。
そのことを講師の方に質問すると、胸骨圧迫によって骨折などが起こる可能性はあるものの、
救命のためには胸骨圧迫を続けることが大切だと教えていただきました。
実際の場面では、とても緊張すると思います。
だからこそ、一度でも実際に体験しておくことには大きな意味があると感じました。AEDも「使ったことがある」が安心につながる

続いて、AEDの操作も実際に体験しました。
AEDは電源を入れると音声ガイダンスが流れ、その指示に従って操作します。
電極パッドを貼る位置もパッドに表示されていますし、
心電図の解析や電気ショックが必要かどうかもAEDが判断してくれます。
それでも、実際に触ってみなければ分からないことがあります。
AEDには成人用・小児用などいくつかのタイプがあり、切り替えて使用するものもあります。
また、体が濡れている場合は水分を拭き取る必要があることや、
ペースメーカーが入っている場合の電極パッドの貼り方についても教えていただきました。
「AEDは知っている」から、
「AEDを実際に触ったことがある」へ。
この違いは、いざというときの行動に大きく影響するのではないかと思います。
救命の方法も、ずっと同じではない
今回、講師の方にもう一つ質問しました。
以前、過呼吸で倒れた方を助けたことがあり、そのとき周囲の方から
「袋を使って呼吸を整える」という方法を聞いたことがあったからです。
今はどうなのかと尋ねたところ、
昔から知られている方法がそのまま現在も推奨されているとは限らないことを知りました。
救命や医療の知識は、時代とともに変わっていきます。
だからこそ、
「昔習ったから大丈夫」ではなく、時々学び直すことが大切なんだなと感じました。
これは救命に限ったことではありません。
暮らしの中でも、「以前はこれが当たり前だった」という方法が
今の自分や家族には合わなくなっていることがあります。
今の自分に必要な情報を知り、実際にやってみて、自分の中の知識をアップデートする。
50代からは、こうした学び直しも意識していきたいと思います。いざというとき、行動できる自分でいるために
今回の講習を受けて、一番強く感じたのは、
とっさのときに行動できるのは、知識と経験があってこそということです。
知識として知っているだけでは、実際の場面で迷ってしまうかもしれません。
でも、何度か練習していれば、「まず何をするか」を思い出しやすくなります。
今回、私は昨年から受けてみたいと思っていた防災士の資格に向けた学びの一つとして、救命講習を受けました。
実際に体験してみると、とても有意義な時間でした。
「いつか受けてみたい」と思っている講習や、興味を持っている学びがあるなら、できるときに一歩踏み出してみる。
50代になると、親のことや自分の健康など、気になることも増えてきます。
だからこそ、心配するだけではなく、知識を身につけ、経験して、自分の行動力に変えていく。
それも、これからの人生を安心して楽しむための大切な準備なのだと思います。
今回の講習をきっかけに、私もまた機会を見つけて、定期的に学び直していきたいと思いました。