姫路城で見つけた、50代からの「お金と時間」の使い方
2026/07/18
目次
- 数年ぶりの姫路城へ
- 2500円の入館料から考えた「お金の価値」
- ちょっとしたお土産になった靴入れバッグ
- 姫路城で気になったシニアの観光ガイド
- 60代、70代になっても「学ぶ・動く・人と関わる」
- 50代の今から「こんなことをやってみたい」を探しておく
- お金を使って得られるものは「モノ」だけじゃない
数年ぶりの姫路城へ
数年ぶりに姫路城へ行きました。
きれいになってから訪れるのは今回が初めてです。
「姫路城は広かった」という記憶はあったのですが、実際に歩いてみると、想像以上でした。
大手門から順路に沿って進み、天守閣へ。
お城の中は階段が多く、上ったり下りたりを繰り返します。天守は6階建てで、階段もかなり急。
最後まで見学するころには、かなりの時間と体力を使っていました。
「姫路城、こんなに大変だったっけ?」
そんなことを思いながら、それでも「来てよかった」と思える一日でした。
そして今回、私が姫路城そのものと同じくらい気になったものがあります。
それは、そこで活動していた観光ガイドの皆さんでした。
2500円の入館料から考えた「お金の価値」
今回の入館料は2,500円。
最初は正直、「ちょっと高いな」と思いました。
でも、実際に見学を終えてみると、その気持ちは変わっていました。
- 国宝である姫路城を維持すること。
- たくさんの観光客を安全に受け入れること。
- 外国からのお客様にも楽しんでもらえるようにすること。
暑い時期には、水分補給を促すアナウンスが何度も流れ、各所には無料のウォーターサーバーも設置されていました。
見学している人が多いので、最初のほうでは冷たい水が出ていたのに、帰りには少しぬるくなっていました。
それだけ多くの人が利用しているということです。
「2,500円」という数字だけを見ると高く感じても、
その金額で何を体験できたのかと考えると、見え方が変わります。
今回の2,500円は、単に「お城を見るためのお金」ではありませんでした。
歴史的な建物を実際に歩き、外国人観光客でにぎわう場所の空気を感じ、
そこで働く人やボランティアの姿を見て、さらに自分のこれからについて考えるきっかけまで得ることができました。
そう考えると、なかなか面白いお金の使い方だったなと思います。
ちょっとしたお土産になった靴入れバッグ
もう一つ、「これはいいな」と思ったのが、入場時にもらった袋です。
姫路城の天守閣では靴を脱いで見学するため、自分の靴を入れて持ち歩きます。
そのために用意されていたのが、リュックのように背負えるビニール製の袋。
しかも、ある程度丈夫に作られていて、姫路城の絵柄も入っています。
「これ、いいな」と思いました。
単なる靴入れなのですが、旅の記念品としても使えそうです。
特に外国から来た観光客なら、日本旅行の思い出として持ち帰る人もいるのではないでしょうか。
何かを買ってもらうのではなく、使ったものを「持ち帰りたくなるもの」にする。
こういう発想も面白いですよね。姫路城で気になったシニアの観光ガイド
そして、今回一番心に残ったのが観光ガイドの皆さんです。
城内のあちこちに、観光客を案内している方がいました。
60代以降と思われる方も多く、その中には外国人観光客を英語で案内している70代くらいの女性もいました。
とても流暢な英語で説明し、海外からの旅行客からの質問にも楽しそうに答えています。
その様子が本当に楽しそうだったので、私はつい、そのガイドさんを目で追ってしまいました。
よく見ると、同じような札を首から下げている方が何人もいます。
「こんなにたくさんガイドさんがいるんだ」と驚きました。
最後には我慢できなくなり、近くにいたガイドさんに声をかけて聞いてみました。
すると、その日はたまたま観光ガイドの研修会だったとのこと。
外国人の方とペアになって、一緒にお城を巡りながら学んでいるようでした。
皆さん、とても楽しそうでした。60代、70代になっても「学ぶ・動く・人と関わる」
そこで、ふと思いました。
これって、すごくいい活動ではないでしょうか。
姫路城は、とにかく体力を使います。
急な階段を上り下りしながら、お客様のペースに合わせて案内しなければなりません
外国人観光客なら、外国語を使うこともあります。
歴史について学び続ける必要もあります。
そして何より、目の前にいる人を楽しませるためのコミュニケーションが必要です。
つまり、
- 体を使う。
- 頭を使う。
- 人と話す。
- 学び続ける。
- 社会とつながる。
これを全部、一度にできる活動なのです。
しかも、自分が暮らす地域や好きな場所の魅力を誰かに伝えることができます。
「60代になったら、何をしよう?」と考えたとき、
こういう選択肢があることを知っているだけでも、未来の見え方は変わるのではないでしょうか。
50代の今から「こんなことをやってみたい」を探しておく
50代になると、親のことが気になってきます。
離れて暮らしていれば、実家のこと、親の健康、
これから必要になるかもしれない介護や手続きなど、考えることは増えていきます。
だからこそ、私は親の未来だけでなく、自分の未来にも目を向けてほしいと思っています。
「60代になったら何をしたい?」
「70代になっても続けていたいことは何?」
そんなことを、今すぐ決める必要はありません。
旅行に行った先で、
「こんな活動があるんだ」
「こんな年齢の人がこんなことをしているんだ」
「私もやってみたいかも」と思う。
それだけでも十分です。
今回、姫路城を訪れて私が見つけたのは、単なる観光情報ではありませんでした。
これからの人生の楽しみ方の一つを見つけたような気がしたのです。お金を使って得られるものは「モノ」だけじゃない

50代からの人生を考えるとき、「老後のためにいくら貯めるか」はよく話題になります。
もちろん、お金の備えは大切です。
でも、お金は「貯める」だけではなく、「今の自分や未来の自分を豊かにするために使う」こともできます。
今回の姫路城の2,500円もそうでした。
お城を見る。
知らない町を歩く。
そこで活躍する人に出会う。
「こんな人生もあるんだ」と刺激を受ける。
そして、自分のこれからを考える。
そんな時間にお金を使うことも、人生への投資なのだと思います。


50代からの人生は、まだまだ長い。
親のことを心配するだけで、自分の時間まで「待機中」にしてしまうのは、少しもったいない。
旅行でも、習い事でも、地域活動でも、ボランティアでもいい。
「こんなふうにお金を使うと、こんな楽しみが生まれるんだ」
「こんな場所に行くと、こんな人に出会えるんだ」
そんな発見を少しずつ増やしていきたいものです。
今回の姫路城で出会ったガイドさんたちは、私にそんなことを教えてくれました。
50代は、人生を片づけ始めるだけの時期ではない。
これからの人生に、何を置いていくのかを選び始める時期でもある。
さて、次はどこへ行って、どんな「人生のヒント」を見つけようか。